DragGANとは？
DragGANは画像編集をすることができるAIです。
現時点ではこのAIで生成した画像のみ編集することができます。
クリックするだけで画像の向きを変えたり、顔の表情を変えたりすることができます。
見えない部分を生成することができるというのがこのAIの１番の特徴と言えます。
導入方法
PC上にダウンロードして使う方法と、GoogleColabを使用した方法の2つを紹介します。
PCのスペックが低い方や簡単に導入したい方は、GoogleColabを使用した方法をご覧ください。
【簡単】『GoogleColab』を利用した方法
こちらのノートを開き、コピーを保存してください。
新しいタブで保存したノートが開かれるので、ランタイムタブから「ランタイムのタイプを変更」をクリックし、GPUを追加してください。
追加できたら保存を押し、ランタイムに接続できるまで待ちます。
接続されたら、Installationの再生ボタンをクリックしてインストールを開始してください。
私の環境では2分ほどで処理が完了しました。
処理が終わったら下にスクロールしdemoを実行します。
20秒ほどでダウンロードなどの処理が完了し、URLが表示されます。
これをクリックするとDragGANのWebUIを開くことができます。
URLを開かずにノートに埋め込まれたDragGANを使用することもできます。
PCにインストールする方法
初めにAnacondaをダウンロード＆インストールします。
インストールが完了したら以下のコマンドを順番に実行します。
conda create -n draggan python=3.7
conda activate draggan
conda install pytorch torchvision torchaudio pytorch-cuda=11.7 -c pytorch -c nvidia
pip install dragganこれでDragGANの環境を構築しました。
次にDragGANを実行するコマンドです。各自適合するものを実行してください。
- Nvidia GPUを用いて実行する場合
python -m draggan.web
- m1/m2のmacで実行する場合
python -m draggan.web --device mps
- CPUで実行する場合
実行してブラウザから127.0.0.1:7860にアクセスするとWebUIを表示できます。
DragGANの使い方
モデルの選択
数種類のモデルから選んでください。動物・人の顔・風景などから選ぶことができます。
説明を見るより試したほうが早いのでここでは詳細を割愛します。
マスク
今回はAIで生成された犬の画像を使います。
マスクは動かしたい部分のみを黒く塗りつぶすことで機能します。
顔のみ動かしたい場合はこのように顔の部分を黒く塗りつぶしてください。
ハンドルポイントの設定（Setup Handle Points）
いよいよ画像を動かしていきます。
『Setup Handle Points』タブをクリックしてください。
使い方は以下の通りです。
- 動かしたい部分をクリック
- 動かしたい方向にクリック
動かしたい部分には青マーカー、動かす先の部分には赤マーカーが配置されます。
生成する画像の枚数を指定（Max iterations）
『Max iterations』は何枚画像を生成するかを数値で指定する項目です。
数値が高いほど時間がかかります。
よくわからない方は触らなくても大丈夫です。
生成（Drag it）
『Drag it』をクリックすると生成が開始されます。
スペック・使用モデルによって処理時間が変動します。
今回生成された画像がこちら
正面を見てくれました。すごいですね！
これでDragGANの導入方法・使い方の説明は終わりです。お疲れさまでした。
コメント